ビーズ・ニーズ・ファーム(Bea’s Knees Farm)とは、ハワイ島ホナロ、コナ地区中心に位置する、ママラホア・ハイウェイ沿いのコナコーヒー農園です。日系2世であった祖父母、ポール・トヨハチ及びミルドレッド・ツタエ・ムラタが1930年代初頭にコナ・ティピカ種(アラビカコーヒーの一種)のコーヒーの木を植え、8人家族を養ってきました。長女のビー(Bea)が私達の母です。

前列 トヨハチの両親 。
「The bee’s knees」とは、とびきり上等なもの、という意味の英語の表現です。ファームの名前は、Beeを完璧主義である母の名前Beaにかけたものです。
祖父母が始めたオリジナル・ファームのうち私達の持つファームは3エーカー強、海抜1400フィート(425m)ほど。コーヒー栽培には完璧な条件(豊かな火山性土壌、日光、雨量)が揃っているため乾地農法が適用可能。地面は岩が多く不整地であるため栽培はほとんど手作業で行われます。また、コーヒーの実の熟成順により、赤く熟したコーヒーチェリーを何度かに分けて手摘みで収穫します。
このような条件、栽培法がコーヒーに個性を与えます。コーヒーの実や豆を選り分ける際、精製時、焙煎前の保管時、焙煎し、淹れる時には驚くほど多くの選択肢と可変性が在ります。コーヒー豆の生産地や本当に美味しい1杯に必要な要素すべてにこだわりを持つ皆様にコーヒーをお届けすることは誠に光栄です。
シャーリーン
「友人と飲む一杯のグルメコーヒーは幸せの味であり有効な時間である」
— 詠み人知らず